日本経済新聞の記事(2008年1月11日朝刊)に賛同してISOの専門家、私田辺コンサルタントは悪例の「指導的審査」を紹介します。
「自分の部署を内部監査しています。やらないようにしてください」
と審査員は指導的に言いました。
「これはオプションとして実施しているものです」
と、受審側の管理責任者が回答しました。規格要求事項に対応した内部監査は別にやっていたのです。
―― 自らの仕事を監査しないこと。
というISO9001要求事項を、管理責任者はよく勉強していました。ですから、これに対応する内部監査は、それはそれとして別に実施していました。
この企業はこれに加えて、各部門長による部門の内部監査を実施していました。さらに社長による内部監査も実施していました。この審査員によると、社長による内部監査を実施してはいけないという理屈になります。こまったものです。
―― この企業は規格要求事項をよく勉強し、その勉強の上に立ってさらに上乗せした活動を実施していたものです。経営ツールとしてISOを活用しようという意図の表れでした。
社長による内部監査については、「全員参加のISOマネジメントシステム」(2001年9月21日、日本規格協会発行、67ページ)の社長による内部監査を参照してください。この本に御興味ある方は、以下のURLを開いて見てください。
http://www.bk1.jp/product/02076415







