日本経済新聞の記事(2008年1月11日朝刊)に賛同してISOの専門家、私田辺コンサルタントは「審査システムの改良が必要」と感じています。
前回、受審企業、審査員、審査機関の「3すくみ」の悪循環のことを述べました。今回はこんな悪循環を打破する仕組み述べます。
―― 与信機関
悪循環を防止する目的でその埒外に設置されている機関があります。英語で「Accreditation Body」といい、直訳すると「信用を与える機関」です。
日本ではこれを認定機関と訳語を与えており、具体的には「財団法人日本適合性認定協会」です。私は「Accreditation Body」に対しして「与信機関」という語を与えています。「認定」は「お上」が一方的に認可するというようなイメージを与えるので好ましくないと考えているからです。
―― 与信機関が所期の機能を果たしているか?
と、私は疑問に思っています。なぜならば、現在の与信機関は誰の顔色も伺う必要がないのです。国際的な整合性を保証する機関はあるとしても、各国においては「お山の大将」です。
このような基本的性格をもつ与信機関のもとで行うISO審査では、日本製紙による再生紙偽装のような社長がテレビカメラの前で頭を下げる場面を防止するは期待できません。
―― 与信機関は、企業トップの顔色を伺うものでなければ企業トップは魅力を感じません。企業トップは、企業不祥事発生を嫌っていますから、与信機関は企業トップ顔色を伺って不祥事防止を目指すものでなければなりません。







