三菱化学鹿島工場のエチレンプラント事故(2007年12月21日)に関して、私田辺は引き続いて2007年問題を述べています。前回から安全操業に関する技術伝承の方策を述べています。
定年延長や再雇用などの人事対策を講じて団塊世代の定年退職に備えても、それが全面解決にはならないことを述べました。
―― うるさい先輩は早く去ってほしい。
と、かつての部下は内心思っています。部下側は、うるさい上司がいつまでも居座っていることは歓迎しません。これが人間というものです(参照1)。
―― 一方定年延長の適用を受けた高齢者側は、給料が半減し、かつての部下の下で働くことになります。これは精神的に耐えられません。かつて私が三菱化学に在籍していたころ、同期生が上司となりました。
すでに三菱化学内でのポスト獲得競争から自らの意思で離脱(参照2)して転進準備をしていたのですが、それでもかなりの苦痛でした。同期生ですらこれですから、部下が上司になったときの苦痛は容易に想像できます。これでは組織の崩壊です。崩壊した組織の中で安全操業の技術伝承がスムーズに実現するわけがありません。
―― これで全面解決にならないことがお分かりでしょう。そこで次回に全面解決に近い方策の一部を開示したいと思います。全部はこのブログで開示することはできません。私田辺コンサルタントの大切なコンサルティングノウハウですから。
参照1:拙著「生涯現役エンジニア:」106頁「後輩の指導エンジニア」の項
参照2:同254頁「親切な先輩の誘い」の項
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