前回は「マイナスをしない貢献」から一歩進んでプラスをする貢献(第一段階と第二段階)を紹介しました。今回はそのプラスをさらに大きくする貢献を紹介します。
―― なるほど第三段階のボランティア活動は立派なことですが、そこには落とし穴があります。一人よがりの活動となる落とし穴です。なぜなら、ボランティア活動のターゲットは自分できめます。するとその活動が世の中から真にもとめられている活動であるかどうかは別にしてとりあえず活動します
―― これに対して世の中から求められている活動は、これを実行すると世の中に付加価値を創出します。例えばコストダウンを求める企業に対して、コストダウンの方策を教えると実際にコストダウンが達成されて付加価値が企業にもどってきます。リスク管理をもとめている企業に対してリスク管理の方策を教えると実際にリスクが低減されて、事故が減少し不要なコスト負担を防止します。
このサービスを提供する場はもちろん''有償''です。有償サービスを提供するということ自体が世の中に付加価値を創出しています。分かり易く言えば、収入を上げた結果は税金を納入します。これはお世話になっている国家に対する立派な付加価値です。無償ボランティア活動ではこの付加価値がありません。
景気がよい人のことを「あの人は金回りがよい」と評します。つまり世の中の景気とは、「マネー循環」のことを言っています。無償ボランティア活動は、この循環に貢献しません。だから自分の価値が世の中において認められて、その価値を提供することが更なる貢献であるということです。これが第四段階の貢献です。
―― 「生涯現役エンジニア」に求められている活動は、世の中から求められていることに呼応して的確なエンジニアリングサービスを提供する活動です。そしてその活動の結果、適正に稼いで税金を支払うことです。71歳の私は今それをやっています。







