前回、高齢者(老人)の社会貢献には5段階があることを説明しました。その段階の入口はここです。他人に迷惑をかけないことです。私の家内の父親は晩年いわゆる「ボケ」に罹りました。今では「ボケ」という表現は禁止されています。代わって「認知症」です。
―― 表現はどうであれ、実態は変わりません。この症状に罹ると、同じことを繰り返し繰り返して主張します。つい5分前に言ったことを忘れているのです。
これを聞かされる方はたまったものではありません。そして狭い家の中で一日中聞かされては、聞く方は気が滅入ってしまいます。
―― 認知症の蔓延は広い視野に立って考えると日本社会に対する大きな負担です。この負担をまず軽減する貢献が、老齢者の社会貢献の第一歩です。
認知症の罹病が不可抗力ならばいたし方がありませんが、最近の研究によると努力によって予防できるそうです。あるいは、罹病しつつある方が努力によってその進行が遅くなるそうです。
このことは、東北大学の川島隆太先生が放送大学で講義しておられました。拙著「生涯現役エンジニア」(丸善)の82ページ「前頭前野」で先生のお話のポイントを紹介させていただきました。
―― ですから一緒に努力しましょう。私も努力しています。今71歳です。目標は、聖路加国際病院の日野原先生です。







