三菱化学鹿島工場のエチレンプラント事故(2007年12月21日)に関して、私田辺は2007年問題との関連を引き続いて述べています。
―― プラントは人が動かします。いかに精巧に作られたプラントといえども人が動かすのです。
―― 私はある大きな石油精製工場(製油所)のISOマネジメントシステム検証を依頼されました。「言っていることとやっていること」の整合性検証でした。
コントロール室においてオペレーターにお願いしました。「DCS画面によると、この弁の開放度は70度ですね。これを現地で確認させてください」と。
この質問は、「言っていることとやっていること」の整合性を検証するための重要な質問でした。オペレーターに100メートルも離れた現地へ案内されて確かに70度開いていることを確認しました。
この質問には、もう一つの意味がありました。DCSと現地との整合性を見る以外にISOマネジメントシステムで要求されている「訓練」情況も同時に見たものです。オペレーターが迷うことなく的確に現地の弁の場所に直行する様子を観察したものでした。
簡単な手法ですが、これにより「訓練」が行き届いていることを確認しました。さすがは大きな石油精製工場であると感服しました。
―― 災害は忘れた頃にやってくる。日頃「「訓練」に励んでいるこのような工場が災害を防止しています。







