一昨日(2007年12月21日)、三菱化学鹿島工場のエチレンプラントで大きな事故があったことがテレビと新聞で大きく報道されました。三菱化学小林社長がテレビカメラの前で頭を下げておられました。そこで連載中の「生涯現役エンジニア」シリーズを一時中断して感想を述べます。
―― 私はこのホームページのトップページに記載したとおり、三菱化学のOBです。しかも石油化学工場に勤務していた「石油化学プラント設計エンジニア」です。ですからOBとして思うところが多々あります。
すなわち会社現役時代に培った「石油化学プラント設計技術」、そして会社を定年退職した後に見聞した「安全操業」に関する「技術伝承」の問題点認識をベースにして思うところが多々あるのです。
但し私は現役時代、鹿島工場ではなく水島工場でした。またエチレンプラントではなく、誘導体製造部においてエチレンプラントで製造されるC4留分の誘導体製造設備設計を担当していました。しかしエチレンプラントの事情はよくわかります。
―― 今、新聞報道にあるような大きな事故が発生した根本原因が、どこにあるかを考えています。会社の大切な「基幹プラント」において大きな事故が発生する根本原因は一体どこにあるのでしょうか?
―― 現在はまったくの部外者である今の私にはその答えは見出せませんが、もしかしたら「安全操業」に関する「技術伝承」でできていなかったのではないかと危惧しています。
つまり団塊世代の定年退職の問題ではないかと危惧しています。2007年問題が形に表れた典型的な例ではないかと危惧しています。もしそうだとすると、これと類似な大事故が、今後も次から次へと発生する可能性があります。そして、この危惧が思い過ごしであることを祈念しています。







